バリの大晦日「喧騒」
2014年 03月 31日
一年のうちで、バリ島全体が活気と熱気と興奮に包まれる夜。
バリでは、3月の新月の前日はいわゆる大晦日にあたります。
正装を身に纏い、お祈りをする人たち、買い出しに走る人たちなど、いつもの日常と街の空気感がどことなく違うのがわかります。
そして、日が暮れた夜...
「ogoh ogoh(オゴオゴ)」
という言葉を、みんな口にする時間がやってきます。
大晦日にあたる日に鬼を追い払う「オゴオゴ」は、ニュピと呼ばれる新年を迎えるための大切な行事。
爆竹をバンバン鳴らすことも、鬼払いを促す行為。
一気にムードが高まってゆきます。
そしてガムラン隊が楽器を力強く打ち鳴らす姿や、オゴオゴを担いで激しく揺らし、走る姿。
その姿は、それはそれは鳥肌がたつ程に美しく、たくましい光景です。
なんなら、バリ人に惚れてしまいそうなほどの格好良さ。
いつもはのんびりと、どこかでれ〜っとしている彼等だけに、そんな対極の姿を垣間見ると、陰陽のバランスさえ感じてしまった。
なんていうかオゴオゴって...
まるで大阪の岸和田だんじり祭りみたいな?
地元愛が強いバリの男たちによって、村ごとに作られるオゴオゴ。
それにかける情熱は、小さい子どもの頃から宿っているようです。
子どもたちにとって、オゴオゴは世紀のヒーロー!なんだって。
by miyuki_om
| 2014-03-31 11:59
| Baliのにちじょう
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