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tabura王子

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見ているだけで、心を掴む楽器たちがスタンバイ。

インドよりタブラ奏者であるアリフ・カーン君を迎えての音楽祭が開かれました。
想像していたよりも、このアリフ君、タブラの世界では非常に有名のようでした。
約1000年も続くインドの宮廷の音楽家系に生まれた34代目の後継者。
現在23歳の青年ですが、なんと2歳からタブラに触れ、6歳で5000人の観衆の前で演奏していたそう。
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演奏はさることながら、タブラについての歴史や背景などのお話も興味深かったです。
タブラはどんな楽器とも合わせやすいという。
それはチューニングができるから。
チューニングをすれば、音の幅や深まりなど自由自在。

一番印象的だったのは、彼は一緒に演奏する人や、その楽器に敬意を持つことだと言っていました。
もちろん、師や自分が演奏するタブラ自身にも。
そして全てのものに敬意。

聞いていると、タブラの世界もヨガも同じです。
流派だってあるそうです。
ただ、流派があるからといっても基盤は同じ。

彼は「絵を描くようなものだ」って言ってました。

真っ白いキャンバスがあって、そこから動物を書く人がいて、山を書く人、川や人。
ひとつのキャンバスを色々な人の手によって、絵を仕上げていくことができる。

彼はタブラには譜面がないのですが、基礎のビートはあるみたい。
それを彼が色づけしてアレンジ演奏をしていくんだけど、もうこれは活字では表現しきれません!
指先だけではなくて、彼の体から、そしてその内側からもリズムが次々と生まれてくる音。

「passion」といった感じ。

一緒に聞いていた真理センセと、
「もうこれは 血(家系) やね」
と話していました。

どんなに練習しようとも、これだけのpassionは生み出すには真似できません。

さて。
passionを感じるほど熱いタブラとだらり~んとほのぼの系のキルタンと合うのだろうか・・・
なんて思いながら、最後の部で3曲ほど即興コラボさせて頂きました。

ハルモニゥムのシンプルな音とタブラ独特のビートが、今までにないキルタンだったように思います。
複雑なビートだけに、合っているのか合っていないのか、わからんくなってきて、
始めはどうにか、タブラのビートに合わせようとしていた私でしたが、それ間違いだったのね。笑

そうそう、タブラは演奏者やその楽器に沿って合わせていくと、アリフ君言ってたのをすっかり忘れてました。
プロの演奏家なのに、こんな素人小娘に付き合ってくれて、アリフ君ありがとう!

彼は写真を撮るとき
「チ~ズ」
と言うのではなく

「インディアン、チャイニーズ、ジャパニ~~ズ!」
というフレーズがお気に入りらしく、それはそれで23歳らしくてよろしい!笑


芸術の秋。
本当にステキな音楽祭でした!
by miyuki_om | 2009-09-26 21:38 | あんなこと | Trackback | Comments(0)

フラワーエッセンス花療法家。花を編むひと。唄うたい。時々ヨガのガイドも。 Based in Kagawa


by miyuki_om