木村さんのりんご
2011年 09月 28日
有機や減農薬の果物は作れるけれど、無農薬の果物の栽培は不可能と昔、無農薬野菜を販売しているおにぃちゃんから聞いたことがありました。
確かに、あの甘い果実の香りは人間である私達でもそそられるから、そりゃ虫達にとっても、食いつかないわけがないです。
その中でもりんごは、果物の中でも一番農薬を使う回数が多いそう。
なんと1年のうちに12回もの農薬散布が必要だとか。
りんごは肥料と農薬によってできていると言われるほど、病気と害虫に悩まされる果物なんだそう。
そんなことを知らずに、皮つきのまま、毎日スムージーに入れて飲んでいた私…。
だけど、日本で初めてこの方は、不可能を可能にしたんです。
その方というのが「木村秋則さん」。
「不可能を可能に」と文字で綴れば、たった7文字にすぎないけれど、20年の歳月をかけて無農薬栽培に取り組んできた木村さん。
友人から木村さんの「奇跡のリンゴ」という本を借りて、じっくり読んでみました。
後半にかけての木村さんと自然たちとの向き合い方(決してりんごの木だけではない所がこの無農薬を成功させるカギとなります)に、久しぶりに目頭が熱くなってしまいました。
スタバでひとり風邪をひいているかに見せかけて、ずるずる鼻水までたらして最後のページを読み終わると、感動と共に、それだけでは終わらず、木村さんに一目会いたい気持ちでいっぱいになっていました。
もちろん涙がでると言われる、その無農薬のりんごを食べたいと思ったけれど、それよりも…
木村さんが自然を見つめる目を見てみたい。
木村さんがりんごの木を触る手を見てみたい。
木村さんが語りかける時の背中を見てみたい。
そう思ったのです。
今は残念ながら、木村さんのりんごは販売停止になっているのですが、その理由も、苦しい時に支えてくれた方へそのりんごをお渡ししたい、という理由からだそうです。
無農薬のりんごが収穫され始め、市場に出回り、世間からも注目を浴び始めた時にでも、なるべく安い価格で消費者へ、という木村さんの姿勢が、心をうたれます。
木村さん、お金には全く興味がないという。
そんなことよりも、無農薬栽培へ一生涯捧げていきたいそうで、歯が抜けても、服に穴があいてても、全く気にする様子がないところが、いいです。
めちゃくちゃ、かっこいい!って、こういう人の事を指すんだと思います。
今の世の中ですし、土にどれだけ放射能汚染が広がっているか、確かな安全は私にはわかりませんが、そんな木村さんのように、無農薬栽培をされている人たちの想いを、受け止めたい。
彼らを応援できるような、食材選びをこれからもしていきたい。
木村さんのりんごじゃなくても、無農薬のりんごを口にできる日を夢みて…
確かに、あの甘い果実の香りは人間である私達でもそそられるから、そりゃ虫達にとっても、食いつかないわけがないです。
その中でもりんごは、果物の中でも一番農薬を使う回数が多いそう。
なんと1年のうちに12回もの農薬散布が必要だとか。
りんごは肥料と農薬によってできていると言われるほど、病気と害虫に悩まされる果物なんだそう。
そんなことを知らずに、皮つきのまま、毎日スムージーに入れて飲んでいた私…。
だけど、日本で初めてこの方は、不可能を可能にしたんです。
その方というのが「木村秋則さん」。
「不可能を可能に」と文字で綴れば、たった7文字にすぎないけれど、20年の歳月をかけて無農薬栽培に取り組んできた木村さん。
友人から木村さんの「奇跡のリンゴ」という本を借りて、じっくり読んでみました。
後半にかけての木村さんと自然たちとの向き合い方(決してりんごの木だけではない所がこの無農薬を成功させるカギとなります)に、久しぶりに目頭が熱くなってしまいました。
スタバでひとり風邪をひいているかに見せかけて、ずるずる鼻水までたらして最後のページを読み終わると、感動と共に、それだけでは終わらず、木村さんに一目会いたい気持ちでいっぱいになっていました。
もちろん涙がでると言われる、その無農薬のりんごを食べたいと思ったけれど、それよりも…
木村さんが自然を見つめる目を見てみたい。
木村さんがりんごの木を触る手を見てみたい。
木村さんが語りかける時の背中を見てみたい。
そう思ったのです。
今は残念ながら、木村さんのりんごは販売停止になっているのですが、その理由も、苦しい時に支えてくれた方へそのりんごをお渡ししたい、という理由からだそうです。
無農薬のりんごが収穫され始め、市場に出回り、世間からも注目を浴び始めた時にでも、なるべく安い価格で消費者へ、という木村さんの姿勢が、心をうたれます。
木村さん、お金には全く興味がないという。
そんなことよりも、無農薬栽培へ一生涯捧げていきたいそうで、歯が抜けても、服に穴があいてても、全く気にする様子がないところが、いいです。
めちゃくちゃ、かっこいい!って、こういう人の事を指すんだと思います。
今の世の中ですし、土にどれだけ放射能汚染が広がっているか、確かな安全は私にはわかりませんが、そんな木村さんのように、無農薬栽培をされている人たちの想いを、受け止めたい。
彼らを応援できるような、食材選びをこれからもしていきたい。
木村さんのりんごじゃなくても、無農薬のりんごを口にできる日を夢みて…
Commented
by
たなぺ
at 2011-09-30 08:15
x
せんせー、おはよう。
わたしも2年前かな?読みました。感動しました。
農業に従事していないわたしも大切なことたくさん教わりました。
昔TVで特集されているのを見た時にも、歯のないあのくしゃっとし笑顔でお話する姿が心を打ちました。
わたしの実家は有機肥料使用で、減農薬の農家。
現実問題、収入も必要なので(見た目が悪いと買ってもらえない)、無農薬にすることはできない、と父が言ってました。
だから成し遂げた木村さんはほんとにすごいと思いました。
青森のレストラン山崎(だっけ?)では奇跡のリンゴを使ったスープが飲めますよ!
わたしも2年前かな?読みました。感動しました。
農業に従事していないわたしも大切なことたくさん教わりました。
昔TVで特集されているのを見た時にも、歯のないあのくしゃっとし笑顔でお話する姿が心を打ちました。
わたしの実家は有機肥料使用で、減農薬の農家。
現実問題、収入も必要なので(見た目が悪いと買ってもらえない)、無農薬にすることはできない、と父が言ってました。
だから成し遂げた木村さんはほんとにすごいと思いました。
青森のレストラン山崎(だっけ?)では奇跡のリンゴを使ったスープが飲めますよ!
0
Commented
by
miyuki_om at 2011-09-30 14:14
たなぺーさん。こんちゃ!
私の実家も農家なので、なんだか複雑な気持ちで本を読んでました。
毎朝スムージーを作る時のりんごを見る度に、木村さんのことを思い出しちゃいます。でも、今目の前にあるりんごを育てた農家さんだって、農薬づけになりながら、生活しているのを思うと、それもそれで、じーんとなります…。
リンゴのスープ! ちょっと調べてみます! おおきに!
私の実家も農家なので、なんだか複雑な気持ちで本を読んでました。
毎朝スムージーを作る時のりんごを見る度に、木村さんのことを思い出しちゃいます。でも、今目の前にあるりんごを育てた農家さんだって、農薬づけになりながら、生活しているのを思うと、それもそれで、じーんとなります…。
リンゴのスープ! ちょっと調べてみます! おおきに!
Commented
by
miyuki_om at 2011-10-05 11:54
nicoちーん!うわ~! すごいタイミング!
映画を作る事で、りんご農家さんや日本の農業にどう影響するかねぇ。
本を読んでみて、無農薬どうのこうのよりも、この自然界の摂理の中に生かされている私達を知るには、とても感慨深い内容だった!
映画を作る事で、りんご農家さんや日本の農業にどう影響するかねぇ。
本を読んでみて、無農薬どうのこうのよりも、この自然界の摂理の中に生かされている私達を知るには、とても感慨深い内容だった!
by miyuki_om
| 2011-09-28 17:22
| あんなこと
|
Trackback
|
Comments(4)