聖地
2013年 12月 04日
「せーふぁ、せーふぁ」
という言葉というか、声が耳元でずっと鳴り止まなかった…。
せーふぁって、何だったっけ? 聞いたことあるけど…はて?
調べてみると、斎場御嶽(せーふぁうたき)のことでした。
沖縄には、聖地を意味する「御嶽」が点在していて、その中でも最も格が高いとされているのが、斎場御嶽。
琉球の創世神アマミキヨがつくったとされる、国始めの聖域だそうです。
入り口から、石の道を歩き、森のような小道に入ります。
外から覆い隠すかのように、大きな木々が取り囲んでいるのですが、木漏れ陽がとても美しかった。
どの角度から見ても、完璧な光の入り具合に感嘆。
どんどん進んでいくと、途中にいくつか神事の場があるのですが、そのあたりから、少し重たいようなエネルギーに変わります。
実はわたし、お寺でも奥の院まで行くことができず、ほとんど引き返してしまいます。
なんでしょう…。ちょっとぞくっとする感じ。(私だけ?)
そんな感じに似ていました。
道順を辿り、その先へ行くと急に波動が変わり、軽やかさが増してゆくのがわかりました。
その場所が、トップの写真。
吸い込まれそうなほど、壮大なスケールです。
直線的で、鋭利な感じだけど、静けさが漂います。
ここに来て、やっと写真撮ってみようという気になれました。
この、洞門をくぐると、左手に久高島を拝むことができる場所があります。
うっすらと久高島が…。
この斎場御嶽を訪れてから久高島へ行くというコースが、一般的。
なのですが、私たちは思いのほかここでゆっくり漂っていたことと、船の時間を間違えて覚えていたようで、このあと久高島へは行かず、別の場所へと移動。
目と鼻の先にある久高島を前に、断念かー
と思いきや、結局このことが今回の旅を、豊かなものにしてくれたキッカケだったのです。
せーふぁ せーふぁ
こう囁いてくれていたのは、間違いじゃなかったのだな!
by miyuki_om
| 2013-12-04 20:02
| 【2013 Okinawa】
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