八重岳ベーカーリー
2013年 12月 05日
全粒粉を使用したパンを最近はよく見かけるけれど、創業1977年の当時から全粒粉のパンを作られていたそう。
白くてふっわふわのパンが主流だったその時代から、オーナーの比嘉さんはすでに「全体食=ホールフーズ」が身体に与えてくれる良い影響というのを、熟知していたことになるのです。
というのも、比嘉さんの旦那さまが医師だったため、その患者さんの健康を想い、パン作りを始めたようで、病院の売店でも販売されていました。
企業利益求める→要らぬコストを抑える→人件費削減→工場大量生産→添加物、保存料いっぱい投入→安さで買い求める消費者→健康被害→医者や病院儲かる→(政府や大手企業にんまり)
このよくある変ちくりんなループには、昔から断固としてハマらず、自然の恵みを利用した麦本来のおいしさや、食べてくれる人たちの本当の健康と幸せを支えるためのパン。
そんなパンたちは、沖縄の北部にある八重岳のてっぺんで作られてます。
濃ゆいやんばるの山道をどんどん奥に車を走らせ、やや不安になるほどずんずん進んだ、まだその先にある感じです。
おいしー頂上の空気の中、八重岳ベーカリーさんの中から聞こえる絶え間ない笑い声が、ほんとうにそこのパン、そのものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=rbXI0AZdqpw
現在は、大阪から移住してきた小原夫婦が主にパン作りと経営に携わっているのだけど、このご夫婦もなんともすてきでした。
旦那さんは実はヨガ暦7年。
毎朝パン作りの前の30分は身体と対話をする時間をつくっているらしく、その時間がないと気持ち悪いぐらいなんだって。
そんな人が作るパン、ぜひ皆さんも食べてほしいなぁー。
滋味深い味が、ひろがります。
そして遠くても、わざわざ足を運びたくなる場所と、人たちがそこにはあふれてます。
真ん中の青い服をきた方が比嘉さん。(もうおばぁの年だよ!)
その頭をなぜか、かぶりついているのが、小原さん。
帰り際に、
「これお土産。」
と言ってくれたゴマパン。
沖縄では有名な塩ヨネマースの空袋に入れてくれた。笑
これ、かわいいよね。そんなセンスも好きですよ。
by miyuki_om
| 2013-12-05 20:29
| 【2013 Okinawa】
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