手と手
2014年 11月 30日
入院中のおばぁちゃんに会いに、両親と一路徳島へ。
わたしに何ができるかな、と考えて
「やっぱり唄ってあげることか!」
と曲まで決めていたのだけど、いざ会ってみたら
『違う』
という直感がおりてきて、結局ハンドマッサージをすることに。
ヨーガと出会う前に、実はセラピストになりたくて、アロマの勉強をしていた私。
カウンセリングと施術を学ぶ前に、あることに気がついてしまいました。
私の手。
薄っぺらくて、どこか頼りなさげな手と指。
どっちかっていうと、ピアニストのように ひょろり としている。
セラピストになりたくて、当時の販売の仕事も勢いにのって辞めたのに、それに気づいて、あっさり断念。笑
(昔から、決断は潔かったらしい)
とりわけ、マッサージの技術を持ち合わせているわけではないけれど、自分が受けた施術で気持ちよかった感じを思い出しながら、おばぁちゃんの病室にあったハンドクリームでやってみました。
人の肌に触れる、特に意図してマッサージをすることは、相手のエネルギーがダイレクトに入ってくるし、逆にこっちからの伝えたい意思をダイレクトに注ぎ込むことができるもの。
おばぁちゃんの手をマッサージしながら、
この手で、うちの母さっちゃんや大好きな叔父さん、叔母さんたちのほっぺをいっぱい触っていたんだろうな。
とか
この手で、じゃがいも入りの美味しいお味噌汁を作ってくれてたな。
とかそんなことがパっと目の前に広がりました。
わたしよりも、うんとやわらかい手。
そのやわらかさは、おばぁちゃん自身のやわらかさでした。
最後は手のひらの中心を意識的にぐぐーっと押してあげました。
知人のレイキーヒーラーの方から教えてもらった
「氣」の作り方と練り方。
手のひらの中心を押して、その場所を意識しながら氣のボールを両手で作っていくのです。
そのボールを自由自在に感じるまま大きくしたり、小さくしたりする感じ。
手のひらの中心には「ハンドチャクラ」があって、ハートセンターとつながっているらしいです。
それは後から知ったことなんだけど、その氣のボールを、たとえばヨーガのクラスの最後のリラクゼーション中に、よくみんなに向けて飛ばしてみたりしています。(実は!!)
そうすると、やった時とやっていない時の、みんなの表情や言葉が全然違うこと。
これ、ほんとに驚きだったことなんだけどね。
だから、ハートチャクラとつながっている手のひらの中心あたりを、おばぁちゃんにも念入りにマッサージ。
どんな状況、環境になったとしても、どうかおばぁちゃんの心の平穏と、しわくちゃのかわいい笑顔が続きますように。
そして次こそは、唄ってあげよう。
by miyuki_om
| 2014-11-30 12:21
| あんなこと
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