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本気の世界観

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浪速のサラスヴァティ(※ヒンドゥー教で崇められている音楽・芸術・学問を司る女神のこと)が、yoga houseに舞い降りてきてくれました。

サラスヴァティこと、智絵ちゃんと共に作りあげる音の世界は、まるで宇宙を旅してるかのようでした。

最初に弾く、たった一弦の音でさえ、聞いたその瞬間から意識がトリップしていくのだから。

ヨーガのクラスの時に奏でてくれた智絵ちゃんの音色によって、奥深くへ染み渡り、参加してくれた人の中には、涙をさそった人もいたぐらい。

そういった感動の記憶って、ずっとずっと残って色褪せないものだと思います。


事前にキールタンの音合わせリハーサルをしている間も、お互いの良いところを引き出せるように、押したり引いたり。

それも言葉を交わすことなく、自然と。

その瞬間瞬間の化学反応みたいな現象が、もう心地よすぎて・・・

言葉を超えるものだから、どう表現したら良いのかさえわからないほど。

そして本番は、私たちが起こした化学反応に、みんなの唄声が重なることで、空間は異次元の世界へ。




朝起きてすぐに、何よりも先に布団の中でシタールを抱えて、チューニングし、そして朝のラーガ(決まった旋律)を奏で始める智絵ちゃん。

寝ても覚めてもシタールが心にずっとある人なんだなぁと。

インドでシタール修行に行っている時は、布団の上で没頭しすぎて、何時間も弾いていたことがたびたびあるのだとか。

私が朝の身支度をしている間中、智絵ちゃんのシタールの音色が聞こえてきて、その音色のごとく、まるで自分が麗しい人になったような錯覚さえ起こってしまうのだから、不思議。不思議。

こうしてキールタンを通じて、本気に音楽へ打ち込んでいる人たちと共に共演できることは、自分にとっても喜びある学びに溢れています。

私自身、ヨーガのクラスでも、キールタンのイベントでも、リトリートでもなんでも関わることすべて、真剣に本気で取り込んでいるからこそ、手抜きしてやっていることが見えた瞬間、ささーっと冷めてしまうことが多いにあります。

ま、良くも悪くも、真面目なんでしょうな。私。苦笑

わたしが惹かれる人っていうのは、それなりの労力をかけて人を喜ばせようとしている人で、きっとわたし自身が真面目な努力人間タイプなので、そうじゃない人を見ると信用し難くなってしまうのかもしれません。

まさに自己投影してしまう悪いクセだけど。


でも今回「本気」でひとつの世界を長い間かけて築いてきたシタール奏者の智絵ちゃんの姿をみて、普段はおチャラケて子供っぽさが多いにある性格だけど、やっぱりリスペクトする人のひとり。

そういう本気の世界観の中で、わたしもこれから生きていきたいと切に願います。








by miyuki_om | 2017-06-01 11:49 | eventれぽーと | Trackback | Comments(0)

フラワーエッセンス花療法家。花を編むひと。唄うたい。時々ヨガのガイドも。 Based in Kagawa


by miyuki_om